31週0日 1244g 胎児心拍の低下 アリサさんの場合

プロフィール

2023年1月に31週0日、1244gで第二子の息子を出産しました。

2022年1月に第一子の息子を抗リン脂質抗体症候群*で死産したため、今回は1日2回の自己注射と、錠剤の服用を出産直前まで毎日続けていました。

しかし、出産から1ヶ月前くらいから胎動が急に弱くなり、管理入院することに。

2回目の管理入院中に赤ちゃんの心拍が落ちて緊急帝王切開で出産しました。

現在10ヶ月になった息子は、早産児とは思えないほど大きく成長しています。             

*抗リン脂質抗体症候群とは:抗リン脂質抗体という抗体が原因で、血栓症や、習慣性流産などの妊娠合併症を発症する病気

ママのプロフィール

出産時期2023年1月
出産当時の年齢23歳
妊娠期間31週0日
少し小さい赤ちゃんを出産した原因胎動減少→心拍低下
出産病院種別周産期センター
単胎or多胎単胎
分娩方法帝王切開
分娩所要時間帝王切開のため不明

お子様のプロフィール         

現在の年齢11ヶ月
性別
出生順位第二子
出生体重1244g
出生身長40cm
出生時の主な異常なし
NICU/GCU入院あり
NICU/GCU入院期間78日間
退院時の赤ちゃんの状態哺乳瓶で上手に飲めるようになってから退院
退院後の栄養方法完全母乳
現在の主な異常水腎症*(妊娠中から指摘されていました)

*水腎症とは:腎臓でつくられた尿が腎臓にたまり、腎臓が大きくなった状態のこと

出産体験記

27週頃から胎動に違和感を覚え、管理入院

妊婦健診はずっと異常もなく順調でした。

しかし、年が明けて27週頃から胎動が弱くなっているような気がして、妊婦健診で毎回伝えていたのですが、どれだけ検査しても異常はありませんでした。

そして、1月下旬頃(29週頃)のある日の夜中、胎動カウントをしてもやはり回数が少なかったため、病院に電話しました。

そこでの検査も異常なしでしたが、死産経験があることから管理入院をさせてもらうことになりました。

退院翌日に再度管理入院

1週間ほど管理入院しましたが、特に異変はなかったので、不安があったらまたすぐに戻ってくることを条件に退院してもよいと言われました。

コロナ禍で夫との面会が制限されており、心細かったので退院しました。

朝に退院し、その翌日の朝5時に、何かわからないけれど怖くて目が覚めました。

胎動カウントを30分しても胎動がないので、泣きながら病院に電話すると、「赤ちゃんは寝ているだけかもしれないから大丈夫だよ。でも様子を見たいから今から病院に来てもらえる?」と言われ、早朝に夫と2人で病院に向かいました。

到着してから前回と同じように検査を受け、異常はありませんでしたが、不安なくなるまでいていいと言われて再度管理入院しました。  

胎動、心拍が弱くなり、帝王切開で出産

入院2日目の夜中3時頃に胸が苦しくて目が覚め、なんとなく怖くなって1時間ほど胎動カウントをしましたが、胎動が明らかに弱かったため、4時ごろに助産師さんに状況を伝えました。

1時間ほどNSTをつけてもらうと、胎動がなく、心拍にも波があるということで緊急帝王切開することに。

その30分後の1月31日午前6時7分に、31週0日、1244g、40cm小さいけれど元気な男の子が生まれてくれました。

全身麻酔で産声は聞けませんでしたが、すっごく大きな声で泣いてくれたそうです。

麻酔が切れた直後に我が子と数秒だけ対面し、私も生きている子を産むことができたんだ、と嬉しい気持ちになったのを覚えています。

赤ちゃんが入院中のママの体験談

3時間おきの搾乳がつらかった

初めてのことで早産のリスクなどをしっかり理解していなかったので、正直不安はそこまで大きくなかったと思います。

しかし、やはり3時間おきの搾乳がつらくてつらくて、それでも息子が大きくなるため、と思うとしっかり3時間おきに起きて搾乳することができました。

また、同じくらいの週数で生まれた子が先に退院していくのを見ると、私の子はまだ何か異常があって、退院できないんだなと思って少し悲しい気持ちになっていました。

些細な成長がすごく嬉しかった

毎日面会に行くたびに明らかに大きくなっているのが嬉しかったです。

日々できることが増えたり、起きている時間が少しだけど長くなったり、そんな些細な成長でもすごく嬉しかったです。

また、私はすごく母乳が出る方で、たくさん冷凍して持っていっていたのですが、それが一気になくなるくらいたくさん飲んでくれているという話を聞いたり、おっぱいから直接飲めるようになったときに、しっかり吸ってたくさん飲んでくれたりしたときはすごく嬉しかったです。

育児中の体験談

慣れない育児が大変だった

覚悟はしていましたが、最初は慣れない育児で寝られないし、ずっとつきっきりなので家事も自分のご飯も何もできなくて、オムツを変えておっぱいをあげての繰り返しだったのがしんどかったです。

夜中におっぱいをあげてもすぐに起きるので、通っている整体の先生のアドバイスで夜中だけ粉ミルクに変えたら、腹持ちがいいのかしっかり寝てくれるようになり、だいぶ楽になりました。

また、最初は泣き声を聞いても何を求めているかがわからなかったので、いろいろ試しても泣き止まなかったときは一緒に泣いたりしていました。

順調な成長が嬉しかった

9ヶ月くらいまでは修正月齢でカウントしていましたが、突然できることが増えてきて、10ヶ月をすぎた頃にはもう修正月齢を気にしなくていいと言われました。

成長が早いからよい、遅いから悪いというわけではないですが、順調に成長してくれているんだなと思うととても嬉しかったです。

また、ご飯もしっかり食べてくれて、毎日重くなったと感じるくらい身長も体重もしっかり増え、生後6ヶ月ほどで成長曲線に追いついてくれました。

しっかり成長していることが数字で目に見えて嬉しかったです。

子どもの成長・発達に関する情報

生後2ヶ月(修正0ヶ月):呼吸器が外れ、直接母乳ができるように

体重2000g
身長47cm
栄養方法完全母乳

まだNICUにいた頃です。

生後2ヶ月で3日ぶりに面会に行くと、脂肪がたくさんついたのか突然顔にハリが出てきました。

体重も身長もしっかり成長し、抱っこしたときの、ずしっとした感覚はまだ残っています。

また、その頃から完全に呼吸器が外れ、やっと直接おっぱいから母乳を飲めるようになりました。

ぐびぐび飲んでくれて、普段飲んでいる量の2倍ほどの量を飲めるようになりました。       

生後6ヶ月(修正4ヶ月):寝返りができるようになり、笑顔も増えた

体重7000g
身長65cm
栄養方法混合栄養

ハーフバースデーが終わり、寝返りをマスターしました。

自分のお気に入りのおもちゃができたり、あやすと笑ったりと、とにかく笑っている顔が頻繁に見えるようになったのが嬉しかったです。

また、生まれた病院で毎月健診があったのですが、この頃から2~3ヶ月に1回になり、成長曲線にも追いついてきました。

もともと人見知りや場所見知りは全くなかったのですが、いろいろ理解してきたのか、初めての人や場所を見ると少し警戒するようになりました。

1歳0ヶ月(修正10ヶ月):元気に遊び、食べるのも大好き

体重9.3kg
身長72cm
栄養方法幼児食

毎日子育て広場や赤ちゃんの遊び場に行って元気に遊んでいます。

紐や棒が好きで、常にどちらかを口に入れています。

食べるのも大好きで、毎食少食の大人くらいの量を食べ、おやつもパンも牛乳もたくさん食べて飲んでいます。

また、お腹の中にいたときから指摘されていた水腎症は経過観察中ですが、だんだん小さくなり、特に何の問題もなく育ってくれています。

お子さんへのメッセージ

生まれてきてくれてありがとう。

ママがつらいとき、キャハと笑って笑顔を見せてくれるあなたに本当に救われます。

笑顔も怒った顔も泣いている顔もぜーんぶ大好きだよ。

少し小さく生まれたけど、それを感じさせないくらいぐんぐん元気に成長してくれて本当にありがとう。

ママとパパはその笑顔をずっと守れるように頑張るね!

少し小さい赤ちゃんを生んだママへ、一言メッセージ

小さい赤ちゃんを生んで、赤ちゃんに対する申し訳なさや不安、たくさんのマイナスな感情があると思いますが、あなた1人じゃありません。

私は誰かに話すことで少し心が軽くなりました。

ご主人や、病院の看護師さんやお医者さん、市役所区役所の人もお話を聞いてくれるので、人を頼ってください。

私は抗リン脂質抗体症候群と診断され、不安な妊婦生活に加え、早産という不安な産後を過ごしました。

しかし今は息子が元気な姿が毎日の励みになっています。