34週4日 2450g 切迫早産・子宮頸管ポリープ かなえさんの場合

プロフィール

2021年に34週で2450gの第一子を出産しました。

妊娠6週頃からポリープによる出血が続き、徐々に子宮頸管長が短く、子宮口が柔らかくなったこともあり、26週から入院。

34週で完全に破水してそのまま出産しました。

現在2歳になった娘は大学病院に通院中ですが、元気に成長しています。

ママのプロフィール

出産時期2021年9月
出産当時の年齢30歳
妊娠期間34週4日
少し小さい赤ちゃんを出産した原因切迫早産
子宮頸管ポリープで炎症が続いたことにより、子宮口が柔らかくなったりお腹が張ったりした可能性があると言われました
出産病院種別総合病院
単胎or多胎単胎
分娩方法経腟分娩
分娩所要時間3時間1分

お子様のプロフィール

現在の年齢2歳4ヶ月
性別
出生順位第一子
出生体重2450g
出生身長47.8cm
出生時の主な異常特になし
NICU/GCU入院あり
NICU/GCU入院期間19日間
退院時の赤ちゃんの状態妊娠週数換算で37週を迎えてから退院    
退院後の栄養方法完全母乳
現在の主な異常1ヶ月健診から低体重で毎月受診していました
1歳7ヶ月から大学病院を受診しはじめ、現在も通院中ですが、体は急成長中で、やっと成長曲線に入りました
発達面は遅めです

出産体験記

ポリープによる出血と、張りに悩まされた妊娠生活

初めての妊娠で不安な中、妊娠がわかった翌週の6週頃に出血があり、緊急受診しました。

そこで、子宮頸管のポリープが原因と判明。

ポリープが良性であること、取ることで妊娠継続に影響が出る恐れがあること、出産と同時に取れる可能性もあることなどから、妊娠中はそのまま経過観察することになりました。

しかし、出血は続き、ポリープによるものなのか他に原因があるのかわからないため、出血量が増えたら受診をし、結果は異常なし、ということを1~2週に1回繰り返していました。

その後、徐々に子宮頸管長の短縮が見られるようになり、26週の健診のときに子宮頸管長短縮と子宮口が柔らかいため、入院することに。

当初は安静にして経過観察し、2~3週間で退院する予定でしたが、入院翌日から2~3分おきに張るようになり、リトドリン(子宮収縮抑制剤)の点滴が始まりました。

リトドリンを増量すると動悸が強くなったため、マグセント(子宮収縮抑制剤)も併用。

コロナ禍で面会もできない中、出産までの入院を覚悟しました。

出血の増量

その後も、おりものシートが必要な程度の出血が続く日々でした。

そして、入院から約2ヶ月が経ったある日の夜中。

トイレに行くと、下着も服も汚れてしまうほどの出血がありました。

点滴による副作用で動きが鈍くなっていることもあり、トイレで処理できずに助産師さんに手伝ってもらいました。

お腹の張り方も強く、子宮が握りつぶされるような感覚と、お尻の方の押される感覚が短く不規則な間隔で続きました。

朝を迎えて診察を受けると子宮口が3cm開いており、超音波検査では赤ちゃんが2200gを超えていると予測され、34週も越えていることから「いつ生んでもいいし、おそらく今日生まれるから当直にも伝えておくね」と先生に言われました。

病室に戻って助産師さんとお話をしたあとに夫に連絡しました。

突然の破水からスピード出産

その後、お昼を食べようかなと思ったところでお腹に強い張りを感じ、同時に破水しました。

破水直後の診察では、まだ点滴も繋いでいる状況なのに既に子宮口が4cm開いていました。

お昼ごはんを食べたいなと思いましたが、早産のため赤ちゃんの体力がもたず、緊急帝王切開になる可能性があり、「できる限り絶飲食で」とのこと。

赤ちゃんの体力がもたないと聞いてからは繋がれた心音ばかりが耳に入り、早く産まなきゃと思う中で陣痛が進んでいきました。

そこからは助産師さんも驚く早さでお産が進み、約3時間後に娘が誕生。

34週であり、ステロイド筋注*もすませていたものの、呼吸面は心配でした。

しかし、生まれてすぐに産声をあげたため、思わず「あ、泣いてる」と言葉が出ました。

呼吸状態もよく、NICUに入る前に少しだけ横に寝かせてもらい、写真を撮ることもできました。

*早産が予想される場合に母体にステロイドを投与することで、赤ちゃんの肺成熟を促すなどの効果が期待できる。

赤ちゃんが入院中のママの体験談

コロナ禍での面会が大変だった

2ヶ月の入院によって私の体力低下が著しく、切迫早産で里帰りもできなかったため、頼れるのは夫だけでした。

しかし、夫は毎日仕事で忙しく、私は産後1ヶ月運転が禁止されていたため、歩きとバス、電車を乗り継いで病院まで移動するのがとても大変でした。

ただ、当時はコロナ禍で、1日1時間、母親しか面会が許されていなかったため、その1時間のためにどうにか会いに行きたいと必死でした。

手形をとりたくて入院中から用意していましたが、看護師さんが忙しそうで待っている間に面会時間が終わってしまい「明日でいいですか」と言われることが数日続いたり、動画の撮影ができなかったり、NICUにいることで制限もたくさんありましたが、命が救われたことが一番大切なことだと思っていました。

また、母乳は出るので搾乳をして届けていましたが、外出中もどんどん出る母乳を吸ってはもらえず、授乳室も使いにくく、トイレで捨てるしかない状況もありました。

初めての抱っこと娘の成長が嬉しかった

初めて保育器を出て、「今日は抱っこできるよ」と言われた瞬間はとても嬉しかったです。

呼吸が安定していた娘は、産まれてすぐに私のとなりに来ることができましたが、短時間横に寝させる感じだったことと、「早く保育器に入れてあげなきゃ」という気持ちでそわそわしてしまい、すぐに小児科医に預けてしまって、あまり触れることができませんでした。

抱っこがきちんとできていなかった私にとって、赤ちゃんを産んで抱っこするという当たり前をやっと経験できる瞬間であり、保育器を出られるという娘の成長もとても嬉しいものでした。

一緒にいた助産師さんが撮ってくれた写真は今でも宝物です。

そこから直母の練習もでき、上手に飲んでくれたこともとても嬉しかったです。

育児中の体験談

増えない体重

娘はたくさん母乳を飲んでくれましたが、飲みすぎで吐いてしまったり、夜に一度も起きずに熟睡したりしていたため、なかなか体重が増えませんでした。

そのため、1回の授乳量を吐かない程度に制限するという難しい調整をしていました。

生後5ヶ月で離乳食を始めてからはとてもよく食べるのに体重は増えず、7kgの壁が高すぎていつ越えられるのかと思っていました。

月齢通りに1歳半健診を受けましたが、1歳半の時点で6kg台。

かかりつけ医には驚かれ、毎月通院している出生病院からは「ずっと見ている身としては心配していないけど、原因がわからないし、そろそろ大学病院と相談してみよう」と言われました。

その後MRIなどの検査を受け、引っ越しのタイミングで1歳7ヶ月から大学病院に通院することになりました。

その後も数ヶ月は体重が停滞していましたが、その後急成長し、2歳4ヶ月の今は約10kgまで到達しました。

また、体重が軽いからか、少し吐いてしまうとすぐに体調不良になってしまい、入院することもありました。

楽しく子育てする毎日

体は小さく発達も遅れぎみの娘ですが、そんなことは気にせずに、リトルベビーではないママたちも、同じような境遇のママたちも、病院も、いろいろなところの職員さんたちも、みんなが娘と仲良くしてかわいがってくれました。

私は小さいと言われることに特に嫌な思いをしたことはなく、小さいからこそかわいがってもらえるという気持ちで、日々幸せでした。

発達が遅めなことを知っている方は、娘ができるようになったことを見つけてはとてもほめてくれました。

親元を離れての出産・子育てで孤育てになるはずの私が、毎日楽しく子育てできていることが、本当に幸せです。

子どもの成長・発達に関する情報

生後6ヶ月(修正5ヶ月):他の子との差を実感した時期

体重5477g
身長約62㎝
栄養方法母乳+離乳食初期

生後2ヶ月半からしていた里帰りが終わり、普段の生活圏内での子育てが始まった頃です。

それまでは病院で評価をしてもらい、基準となる数値や成長具合などと比較しながら過ごしていましたが、この頃からは支援センターなどの他の子達が集まる場所へ参加する機会が増えたため、実際に他の子を見て、娘の成長と比較することが増えました。

月齢が低い子の方ができることが多かったり、体が大きかったりと、その差を実感しはじめた時期でした。

1歳6~7ヶ月(修正1歳5~6ヶ月):体重は7kgを超えないものの、数歩歩けるように

体重6674g
身長70.7cm
栄養方法幼児食

1歳6ヶ月健診でもやはり6kg台のままで、低身長もあり、検査をすることになりました。

ただ、検査が決まった1歳6ヶ月の終わり頃から数歩歩けるようになり、少しずつ歩数が増え始めました。

1歳7ヶ月を迎え、すぐに引っ越しがあり、最後の出生病院受診。

最後にした検査も特に大きな異常はなく、新たな地へ。

ここからは日に日にどんどん歩けるようになっていきました。

2歳4ヶ月(修正2歳3ヶ月):歩行が安定し、言葉も出てきた

体重10kg
身長78cm
栄養方法普通食(味はほぼなし) 

歩行が安定して走れるようになりました。

最近は「すごく活発な子だね」と言われるくらい、元気に動きまわれるようになりました。

言葉も少しずつ出始めて、まだ少ないものの、三語文まで話せることもあります。

お子さんへのメッセージ

命を繋いでくれてありがとう。

すごく不安な妊娠生活でしたが、お腹の中で元気に動くあなたの胎動で安心して過ごすことができました。

今、隣で元気に過ごしていることは本当に奇跡。

あなたのおかげで子育てという新しい世界を知ることができました。

これからも一緒にたくさんたくさんいろんなものを見て経験して、新しい世界をどんどん広げていこうね。

少し小さい赤ちゃんを生んだママへ、一言メッセージ

後期早産のママ、たくさんいるんじゃないかな?と思います。

後期早産って正直中途半端。

早産すぎず、でもやっぱり早産なので発達が遅かったり。

それも人それぞれですが…。

早産って言いにくいな、でも不安があるな、そんなママもたくさんいると思いますが、仲間はたくさんいます!

1人1人成長は違うけれど、それぞれのペースで成長してくれるので、一緒にゆっくり見守っていきましょう

娘も、ゆっくり遅いながらもどんどん成長しています。