プロフィール
2022年に、34週5日で2144gの女の子を出産しました。
妊娠初期で出血し、安静のため1週間ほど入院して以降は順調でしたが、妊娠中期に全前置胎盤*だと判明。
なおかつ胎盤が癒着している可能性が高いため、32週から大学病院に転院しました。
母子共に安全に出産できる時期を見て、帝王切開で出産した娘は、現在1歳になりました。
*全前置胎盤とは:前置胎盤(胎盤が通常よりも低い位置にあり、子宮の出口を一部覆っている状態)の中でも、胎盤が子宮の出口の全部を覆っている状態のこと。
ママのプロフィール
出産時期 | 2022年12月 |
出産当時の年齢 | 33歳 |
妊娠期間 | 34週5日 |
少し小さい赤ちゃんを出産した原因 | 前置胎盤の癒着 |
出産病院種別 | 大学病院 |
単胎or多胎 | 単胎 |
分娩方法 | 帝王切開 |
分娩所要時間 | 2時間 |
お子様のプロフィール
現在の年齢 | 1歳 |
性別 | 女 |
出生順位 | 第二子 |
出生体重 | 2144g |
出生身長 | 43.0cm |
出生時の主な異常 | 黄疸、一過性多呼吸 |
NICU/GCU入院 | あり |
NICU/GCU入院期間 | 14日間 |
退院時の赤ちゃんの状態 | 2500gを超え、ミルクも母乳も飲めることが退院の条件でした 退院時には2600gあり、直接母乳もミルクも早いうちから飲んでくれていました |
退院後の栄養方法 | 混合栄養(3ヶ月後から完全母乳) |
現在の主な異常 | なし |
出産体験記

妊娠初期の出血、32週での入院
妊娠初期に出血がありました。
第一子のときは出産ギリギリまで働いていたくらい問題なく出産に至ったので、初めての経験でした。
安静のため1週間入院し、退院後は順調でしたが、変わらず安静にしていました。
妊娠中期になり、全前置胎盤だということが判明し、なおかつ胎盤が癒着している可能性が高いということで大学病院へ転院することに。
週数が進むにつれて出血の可能性が高くなるので、32週で入院となりました。
このときまでは、37週を超えられると思っていました。
輸血や子宮摘出の可能性
32週目に入院してからは、ほぼ毎日、ティッシュで拭くと血がつくくらいの出血がありました。
決して危険な状態ではありませんでしたが、全前置胎盤で胎盤が癒着しているとなると、週数が進むにつれて母子ともに出産リスクが高くなるという話を先生から3回ほど聞きました。
1回目は胎盤が癒着しているとどんなリスクがあるのか、2回目はそれに加えて出産日についての話、3回目は出産と手術の説明でした。
癒着具合によっては胎盤を剥がす作業をすると出血が止まらず、母子の命にかかわるので、輸血する恐れがあることや、剥がれないほどであれば子宮も一緒に取る恐れがあることを伝えられました。
出産日までに出血し、緊急で出産してしまうと母子ともに命にかかわる恐れがあるため、出産日を約2週間後と決めてその日に臨みました。
1日でも長くお腹にいさせてあげたかったので、出産日を決めるまでが、産前産後で1番つらかった時期かもしれません。
不安だらけの出産当日
出産当日もいつもと変わらない朝が始まり、前日から何も食べてはいけないので水だけ飲み、9時半には服も着替えて個室で待つのみでした。
時間になると迎えが来て、病棟前で夫と母に「行ってきます」と言いました。
手術室ではまず下半身麻酔と全身麻酔の針を背中と腰に打たれましたが、背中の針が刺さらず、6回ほど刺し直しをされ、30分ほど体を丸めて待っていたように思います。
やっと針が入ってからは下半身麻酔が効いてきて、すぐに赤ちゃんが取り出されました。
赤ちゃんがしっかり泣いてくれたときは涙が出ました。
その後すぐに全身麻酔に切り替えられ、私は眠ってしまって意識がありませんでした。
その間に胎盤を取る手術が行われ、1時間後くらいに手術が終わりました。
麻酔が切れた後も意識が朦朧としていて、喉に痰が絡んでいても咳払いをすると全身に激痛が走るためそれもできず、次の日までぐったりしていました。
食事もとれず、トイレも一人では行けず、最初は車椅子での移動でした。
車椅子への乗り降りでさえも一人ではできず、お腹を抱えながらの移動だったのを覚えています。
私が赤ちゃんに会えたのは、出産から1日経った後でした。
ずっと気になっていたので、会えたときは感動しました。
赤ちゃんが入院中のママの体験談
小さく、管がたくさんついている様子が心配だった
生まれたときは問題なかったものの、やはり2144gと小さかったため、呼吸が上手くいかず、管で呼吸の助けをしてもらっていました。
ミルクも管からもらっていたので、NICUに初めて会いに行ったときは、あまりの小ささと、管がたくさんついている様子に、涙が出るほど心配になりました。
私は見ていることしかできず、目の前にいる子を抱っこすることもできず、1人目のときと違いすぎる産後に不安しかありませんでした。
毎日の搾乳に少しずつ慣れていきましたが、最初は看護師さんに助けてもらいながらの搾乳でした。
周りの人たちが親身に話を聞いてくれて、安心できた
退院の目安は、体重2500gを超えてミルクが自分で飲めるようになることでした。
体重は産後一旦減ったものの、2週間で目標体重近くまで成長し、生まれてから1週間後には保育器から出て、2週間後には「NICUから出てもうすぐ帰れます」と言ってもらえました。
会えない間もちゃんと成長してくれているんだと思うとすごく嬉しかったです。
自宅から大学病院までは、1時間半ほどかかる距離にありました。
そのため、娘の入院中は搾乳を溜めて3日に1回ほど病院まで届けに行っていました。
そのときに、看護師さんや先生にいろいろな様子を教えてもらったり、子どもに会えたときは直接母乳で飲んでもらったりしました。
不安ももちろんありましたが、日に日に変わる表情や様子に感動し、すぐに心配事などを相談できる先生方が近くにいてくれたことも安心でした。
看護師さんにも、いつも我が子への不安な気持ちを少しずつ少しずつ吐き出させてもらっていました。
育児中の体験談
寝かしつけと体重増加に悩んだ日々
娘は鉄分が少なかったため、鉄剤のインクレミンというシロップが出されており、毎日決められた量を飲ませていました。
普段は母乳、夜はミルクという混合で進めていたのですが、3ヶ月経った頃にミルクを嫌がり、全く飲まなくなってしまってからは、母乳だけで進めることになりました。
そうすると、どれくらいの量を飲んでいるのかわからなくなったため、定期的に市の保健センターで体重を測らせてもらっていました。
しかし、インクレミンの副作用で体重が増えにくいこともあってか、思うように体重が増えず、体重増加については8~9ヶ月頃までずっと気になっていました。
また、抱っこでなければ寝ることがなく、置いたらすぐに起きるので、1歳までは抱っこ紐で寝かしつけ、寝かしつけ以外の時間もずっと抱っこ紐で過ごす日々でした。
大変ではありましたが、1歳になり、インクレミンを飲まなくなってからは、寝てから置いても起きづらくなってきたかなと思います。
このように気になっていることや大変なこともありますが、成長と共に緩和されたり、良くなっていってくれたりしたので、元気に1歳を迎えてくれたときは感慨深いものがありました。
話を聞いてもらうことで不安が解消され、成長も嬉しく感じた
定期的なフォローアップがなかったので、発達段階についてすぐに相談できる場所がなく、日々不安が大きくなっていきました。
ただ、地域の支援センターで助産師さんや保育士さんにその都度相談したりして不安を吐き出すことで、1つずつ不安が解消されていきました。
娘自身も半年を過ぎたあたりからは表情が豊かになり、喃語を喋り、物を入れて遊ぶなど、ゆっくりではあるものの元気に成長してくれている姿を見て嬉しく感じています。
ゆっくりじっくり見守っていこう!という気持ちになることができました。
子どもの成長・発達に関する情報
生後5ヶ月(修正4ヶ月):寝返りができるようになった

体重 | 6.3kg |
身長 | 60cm |
栄養方法 | 完全母乳 |
生後5ヶ月で寝返りができるようになったのですが、3.4ヶ月健診の時はまだ首座りが完全ではなかったので、母子手帳には「要観察」と書かれました。
寝返りができてからも、1人座りはまだできなかったので、とても心配になりました。
しかし、その後、ずりばいや1人座りも順調にできるようになりました。
生後10ヶ月(修正9ヶ月):心配していたハイハイができるようになった

体重 | 7.8kg |
身長 | 65cm |
栄養方法 | 完全母乳、離乳食中期 |
ずりばいや1人座り、つかまり立ちなどができるようになってきたものの、膝をついてハイハイをしなかったので、心配していました。
しかし、10ヶ月に入る頃にようやくハイハイを始めたので安心しました。
また、この頃受けた血液検査では、鉄分の数値も安定しているとのことでしたが、インクレミンはまだ継続することになりました。
1歳(修正11ヶ月):1歳を過ぎて歩くことができるように

体重 | 8kg |
身長 | 75cm |
栄養方法 | 母乳、幼児食 |
1歳になったばかりの頃はまだハイハイで、つかまり立ちやつたい歩きはしていましたが、1人で立って歩くことはできませんでした。
ですが、1歳1ヶ月になると自分で立ち上がり、1、2、3歩と、まだ1歩と言えないほどの歩幅ですが、進むことができました。
嬉しかったのと同時に、本人がすごく嬉しそうに笑う表情が印象的でした。
お子さんへのメッセージ
生まれてきてくれてありがとう。
ずっとあなたに会いたかったんだよ。
もう少しお腹にいたかったよね。
いろんなことに興味を持ち、たくさんできることが増えてきて、私から離れてもなんてことなくなっていく姿が嬉しくもあり寂しくもあるよ。
目を見て笑ってくれたり、何かをうったえかけてくれたり、一生懸命泣いたりする姿さえも愛おしくて、元気でいてくれることが何よりの喜びです。
これからもたくさん一緒に毎日を楽しもうね。
少し小さい赤ちゃんを生んだママへ、一言メッセージ
私の場合、いろいろなことを考慮して(母子の健康と安全を取って)生まれてくる日を決めたので、頭では理解していても、34週で産むことに最後まで悩みました。
1日でも長くお腹にいさせてあげられたかもしれないと思ってしまい、出産してからもつらくなることがありました。
でも、自分が思っている以上に赤ちゃんの力はすごくて、周りの助けもあり、日々成長している姿に母親の私が勇気づけられています。
つらかったり、不安だったり心配だったりする気持ちは私だけじゃなく、みんな同じです。
不安はつきませんが、もう二度とないこの貴重なかわいい期間を、不安だけの思い出にしたくないと思って、赤ちゃんとの毎日を堪能してください。
私の経験が少しでも役に立てたら嬉しいです。