プロフィール
切迫早産により33週で入院し、34週で陣痛が来て出産しました。
息子はNICUに1ヶ月半入院しましたが、2歳11ヶ月になった現在は、たくさんおしゃべりをしています。
また、2022年には2人目を正期産で産みました。
ママのプロフィール
出産時期 | 2021年2月 |
出産当時の年齢 | 27歳 |
妊娠期間 | 34週3日 |
少し小さい赤ちゃんを出産した原因 | 切迫早産(明確な原因は不明) |
出産病院種別 | クリニック |
単胎or多胎 | 単胎 |
分娩方法 | 経膣分娩 |
分娩所要時間 | 3時間27分 |
お子様のプロフィール
現在の年齢 | 2歳11ヶ月 |
性別 | 男 |
出生順位 | 第一子 |
出生体重 | 1714g |
出生身長 | 41.5cm |
出生時の主な異常 | なし |
NICU/GCU入院 | あり |
NICU/GCU入院期間 | 38日間 |
退院時の赤ちゃんの状態 | 体重2400gを超えた2日後に退院 |
退院後の栄養方法 | 完全母乳 直母はうまくくわえられず、補助具を使用していました |
現在の主な異常 | なし |
出産体験記
順調な妊婦生活
健診ではいつも「順調」のお墨付きをもらい、子宮頸管長も問題なく、赤ちゃんの成長も平均的でした。
第一子だったこともあり、楽しみな気持ちが強く、夫と赤ちゃんグッズを買いに行ったり、スイミングや散歩などの運動をしたりしながら過ごしていました。
何事もなくこのまま出産するものだと信じ込んでいましたが、今ではその思い込みが怖いと感じます。
また、今振り返るとたまにお腹は張っていましたが、妊娠後期に入っており、これが普通だと思い込んでしまっていました。
出産後しばらくは、妊娠中にしっかり休んでいれば…早く病院に行っていれば…と後悔ばかりしていました。
33週に切迫早産で入院
33週目に入ってすぐのある日、「今日はいつもよりよくお腹が張るな」と1日中思っていました。
夜になってさらにひどくなったため、計測してみると10分おきに張っていることがわかりました。
「これはおかしいかも?」と思い、病院に連絡すると、即受診することに。
子宮頸管長は1.2mmで切迫早産と診断され、すぐに入院となりました。
その日からの生活は嘘のように一変。
コロナ禍だったこともあり、夫とさよならもできないまま24時間張り止めの点滴(ウテメリン)を打たれ、副作用の震えと動悸、ほてりに苦しみました。
まるで地獄に落とされたような気分になり、布団の中で何度も号泣しました。
小さなクリニックだったので、時間制限はありましたが、夫だけは面会が許されていました。
忙しい中たくさん会いにきてくれましたが、面会時間はあっという間で、常に孤独感に押し潰されそうでした。
1日が経つのが長く、しんどく、早く退院させてほしいと思っていました。
今思えば助産師さんにもっと自分の感情を素直に伝えればよかったです。
「早く産んでしまいたい」と思ってしまうほどでしたが、まさか本当に早く出てくるとは思いませんでした…。
34週で理解が追いつかないままの出産
34週に入ってすぐの夜。
ウテメリンを入れているのにお腹がよく張っていました。
張りは定期的ではなかったので、様子を見ながら一晩過ごしました。
しかし、朝になるとごはんが食べられないほど痛みが増し、看護師さんを呼んでバタバタしているうちにあっという間に破水してしまいました。
34週の出産には対応できないクリニックだったため、大きな病院に搬送するための準備が行われました。
しかし、助産師さんが見たときには子宮口が全開になっており、間に合わないだろうと判断されたため、そのまま分娩台に乗りました。
一度いきむと大きな産声が聞こえ、1714gの男の子が生まれました。
細く小さかったですが、たくましく泣いてくれました。
私は突然すぎて感動の気持ちも起きず、ただただ驚いていました。
その後、小児用救急車の到着を待ち、子供だけ大きな病院へ搬送。
夫は出産に間に合わず、その日の午後に子供のいる病院へ入院手続きに行った際に、初めて我が子と対面しました。
そこからは母子分離した入院生活。
突然かつ赤ちゃんがそばにいなかったため、出産した実感が本当に湧きませんでした。
赤ちゃんが入院中のママの体験談
「かわいい」と思えなかった自分
産後2日目に子供のいる病院へ行き、初めて面会をしました。
保育器に入り、たくさんの管が繋がれたガリガリの小さな小さな赤ちゃんを見たとき、引いてしまった自分がいました。
自分が守れずに早く生んだのに、さらにかわいいとも思ってあげられなかった自分は母親失格だと自分を責め、これからの育児への恐怖で押し潰されそうでした。
泣きそうなのを我慢しながら面会し、病室を出て1人になった時に号泣するのがルーティーンになりました。
看護師さんからは「かわいいですね」と何度も声をかけられました。
良かれと思っての言葉であることはわかっていましたが、自分の本音に蓋をしながら「本当ですね」と返答するのもしんどかったです。
何よりこの気持ちがいつまで続くのか、見えないトンネルにいるような感覚がきつかったです。
幸い母乳は出る方でした。
産後3日目に胸が岩のように張り、でも搾りすぎはダメだと言われ、搾乳したり胸を冷やしたりし続けたことが本当にしんどかったです。
でも、「これだけはしないと。これしかできないのだから」と自分を奮い立たせていました。
搾乳した母乳を入れた母乳パックが大量にでき、病院から一度母乳の持ち込みにストップをかけられたときは、搾った母乳を捨てたこともありました。
むなしく、苦しく、思い出すだけで今でも泣けてきます。
抱っこしたときに感じた温もり
出産して2週間が経ち、息子はGCUに移動しました。
その後、息子は保育器から出ることができ、抱っこができるようになりました。
出産直後、理解が追いつかないまま抱っこしたのが最初で、そのときの記憶がほぼなかったので、GCUでの抱っこが初めての抱っこに近い感じでした。
温かくて、もぞもぞしていて、そのときに初めて「かわいいかも」と思えました。
また、ただ息子を眺めて頭をなでることしかできなかった面会時間が、抱っこしたり授乳をしたり、沐浴をしたりと少しずつお世話ができるようになり、充実していきました。
退院する日が楽しみになり、それまで義務感で行っていた面会も楽しみになりました。
直母は全く上手くいかなかったですが、初めてくわえてもらったときの感覚は今でも覚えています。
口の中があったかくて、必死に乳首を探している様子は忘れられません。
育児中の体験談
修正月齢との戦い
生後半年を迎える頃までは、同時期に生まれた子とは体格や発達の差がかなりありました。
実際の月齢を伝えると驚かれるので、児童館などでは聞かれるたびに早産であることを説明していました。
その度に当時を思い出し、周りとの違いに落ち込んでいました。
当時は「早産」という言葉に囚われ、発達の全てを早産のせいにしていたと思います。
ちなみにその後、第二子の男の子を正期産で出産しましたが、発達はなんと上の子と同じ速度か、むしろさらにゆっくりなくらい(笑)
早産だから必ずしも発達がゆっくりになるわけではないこと、赤ちゃんには個性があることを、今になって痛感しています。
熱も弟の方がよく出しています。
また、シナジス(RSウイルス感染症の予防接種)のための通院や、フォローアップ健診はあまり苦痛には感じず、むしろ安心感につながっていました。
「お母さんのせいじゃない」の言葉
早産を経験してからいろいろなことを調べたり行動したりしました。
早産の原因を調べたり、ほかのリトルベビーママたちのインスタグラムを見たり、切迫早産ケアをされてる助産師さんが企画した交流会などに参加したり…。
そして、さまざまなところで「早産はママのせいじゃない」と声をかけてもらいました。
何度も何度も、長い期間をかけて、「私のせいじゃなかったんだ」と思えるようになり、やっと前向きになれました。
繋がることの大切さも感じました。
長男がリトルベビーでなかったら知らなかった世界で、もう2度と経験したくはないけれど、この経験があったからこそ、命の尊さ、母子共に健康であることの奇跡を感じます。
もうすぐ3歳の息子は保育園にも元気に通い、たくさんお話をするようになりました。
「ママ大好き」「ありがとう」「ご飯美味しい」などの優しい言葉や、公園を元気に走り回っている様子など、その全てが「産んでよかった。元気でよかった」と思わせてくれています。
子どもの成長・発達に関する情報
1歳(修正11ヶ月):周りとの差が目立たなくなってきた

体重 | 7750g |
身長 | 71.8cm |
栄養方法 | 離乳食後期、ミルク |
1年間、成長曲線の下ギリギリを攻め続け、1歳になってようやく周りとの差があまり目立たなくなりました。
しかし、この頃はつかまり立ちはしっかりしてきましたが、ハイハイ大好きマンでまだ歩きませんでした。
食事では手掴み食べを覚え、おやきやさつまいもをパクパク食べていました。
指差しと喃語は出ていましたが、まだ言葉は発していませんでした。
1歳6ヶ月(修正1歳5ヶ月):1歩歩き、お兄ちゃんになり、保育園にも通い始めた変化の時期

体重 | 8055g |
身長 | 77.3cm |
栄養方法 | 幼児食 |
「でんしゃ」「バナナ」など短い単語が出はじめ、大人を楽しませてくれるようになりました。
なかなか歩かず心配していましたが、ここにきてようやく一歩が出ました。
それとほぼ同じタイミングでお兄ちゃんになり、突然登場した弟を不思議そうに見つめていましたが、赤ちゃん返りすることもなく、落ち着いていたのをよく覚えています。
また、この頃から保育園にも通い始めました。
外で遊んだり普段食べないものに挑戦したり、いろいろな経験をさせていただき、親から離れた集団生活によって、とても大きく成長してくれました。
2歳11ヶ月(修正2歳10ヶ月):言葉の発達が早く、すくすく成長しています

体重 | 10kg |
身長 | 88cm |
栄養方法 | 幼児食 |
電車と車が大好きで、図鑑を読んだりトミカで遊んだりしています。
言葉の発達が割と早く、最近は普通に会話ができます。
保育園では同学年の子たちよりも小さいですが、先生に助けてもらいながら、元気いっぱい過ごせています。
また、弟とオムツのサイズが同じなので助かっています(笑)
大きな病気や怪我もなく、すくすくと育ってくれていて、とても安心しています。
今では、早産だったことを「そういえば」といった感じで思い出すほどです。
お子さんへのメッセージ
いつも私の気持ちを前向きにしたり勇気づけたりしてくれるのは、あなたの成長だと感じています。
いつも本当にありがとう。
あなたの名前は健康を願う意味を込めて、パパと考えてつけました。
なによりも元気で、これからもすくすくと育っていってね。
いつでも味方です。
少し小さい赤ちゃんを生んだママへ、一言メッセージ
思いがけない緊急入院から、突然の出産、その後の通院生活。
今振り返れば、気持ちがついていかなくて当たり前だったと思います。
産んだ実感がない。可愛いと思えない。通院や面会が苦しい。
ダメなママだからそんな気持ちになるわけではありません。
その状況なら、誰でも同じ気持ちになります。
自分の気持ちに正直でいいと思います。
自分を責めないであげてほしいと思います。
また、自分を責めないためにも、信頼できる人に本音を話してほしいです。
私自身、当時は同じような状況の人が周りにおらず、話せなかったことがとてもしんどかったです。
SNS等も活用しながら本音をぶつけられる場を作ってくださいね。