プロフィール
顕微授精で授かった第一子の男の子を、34週に1904gで出産。
初期からお腹の張りや痛みなどの違和感はずっとありましたが、健診では問題ないと言われ続け、34週の妊婦健診翌日に自宅で突然破水しそのまま出産になりました。
小さく産まれた息子は吸う力が弱く、私は母乳も出ず…。
それをきっかけに産後うつになり、自死もよぎるほどでした。
現在は生後6ヶ月になり、発育面はすっかり月齢に追いつきました。
発達面はまだまだで不安も多いですが、少しずつ前向きに育児を楽しめるようになってきています。
ママのプロフィール
出産時期 | 2023年7月 |
出産当時の年齢 | 36歳 |
妊娠期間 | 34週6日 |
少し小さい赤ちゃんを出産した原因 | 突然の破水 |
出産病院種別 | クリニック |
単胎or多胎 | 単胎 |
分娩方法 | 経膣分娩 |
分娩所要時間 | 1時間44分 |
お子様のプロフィール
現在の年齢 | 生後5ヶ月 |
性別 | 男 |
出生順位 | 第一子 |
出生体重 | 1904g |
出生身長 | 46cm |
出生時の主な異常 | 呼吸が不安定、黄疸 |
NICU/GCU入院 | なし |
入院期間 | 約2週間 |
退院時の赤ちゃんの状態 | 妊娠週数換算で37週に入り、体重も2000gを超えたため退院しました 母乳の出が悪いこともあり、直母ではほぼ飲めませんでした |
退院後の栄養方法 | 混合栄養(ほぼミルク) |
現在の主な異常 | 生後4ヶ月健診で体幹支持不安定を指摘され、経過観察中です |
出産体験記

初期から張りや不調が多かった
2年間不妊治療をし、採卵7回移植4回目での念願の妊娠でした。
妊娠初期の頃からお腹の張りを感じることが多く、健診でも伝えましたが、便秘のせいだろうと言われていました。
妊娠中期には少し歩くだけで息が上がり、四六時中お腹が張っているような感じがありました。
健診でも毎回伝えていましたが、子宮頚管長も子宮口も異常はなく、問題ないとのことでした。
また、もともと内臓下垂なこともあって、お腹の下の方ばかりが膨らみ、街中で見かける妊婦さんのふっくらした丸いお腹とは全く違いました。
初めての妊娠でわかりませんでしたが、今思えばやはり普通ではなかったのだと思います。
30週の健診では、夜間に腹痛があることを伝え、内診してもらいました。
子宮頚管長が少し短めで赤ちゃんも下の方にいるけれど、だからといって早く生まれるわけではないので大丈夫とのことでした。
張り止めを処方され、安静指示は出ませんでしたが自己判断でできるだけ安静にしながら、週1回の子宮頚管長測定に通いました。
34週5日の健診時に、赤ちゃんの推定体重が2300gになり、安静を気にせず生活して良いと言われました。
そのため、翌週の健診で計画分娩の日にちを決める予定でした。
34週6日に突然の破水
健診の翌日、久しぶりに朝から買い物に出かけ、昼過ぎからは自宅で夫と映画を観たりして過ごしました。
夕方、ソファで仮眠中に生ぬるいものが出る感覚がありトイレへ。
ピンク色の液体がどんどん出てくるので破水だと確信し、産院へ連絡しました。
「ひとまず入院準備をして病院に来てください」と言われたため、支度をしていると、若干の腹痛もありました。
そして、夫の車で産院へ向かう途中でだんだんと痛みの間隔が短くなっていきました。
駐車場に着いたときには痛みの強さもかなりのもので、治まったタイミングでなんとか移動しました。
病院到着後、すぐに出産
到着したのが休日の夜間だったため、到着すると助産師さんが1人で待っていてくれました。
高位破水だろうと思われていたようで、「陣痛が来ているの?」と驚かれ、すぐに先生がやってきて内診が行われました。
その時点ですでに子宮口は8cmで、すぐに分娩室へ。
分娩室で着替えて分娩台に上がり、数回のいきみで生まれました。
産後の処置中に、体重が2000gなかったと聞いて不安になりましたが、その後連れてきてもらった息子を抱き、元気そうな姿に少しだけホッとしました。
ただ、一晩様子を見て、近隣のNICUに搬送するかどうか決めることになりました。
突然のことで頭も身体も追いつかず、朝まで一睡もできませんでした。
赤ちゃんが入院中のママの体験談
産後しばらくしても、母乳が出なかった
息子は呼吸状態がやや不安定で、体温調節機能も未熟だったため、翌日はガラス越しに短時間だけ面会しました。
加えて、黄疸が出たため光線治療も始まりました。
また、産後数日はおっぱいが全く張らず、搾乳機を借りてひたすら刺激するも、一滴の母乳も出ませんでした。
4日目の夜に突然カチカチに張り出して激痛を感じましたが、それでも母乳は出ませんでした。
こんなに早く外の世界に出してしまったのに、息子は懸命にミルクを飲んで頑張っている。
その一方で私の体はまだ母親になれていないポンコツだと感じました。
完全個室で基本は母子同室の産院だったので、同室できていないのは私だけでした。
ベッドで必死に搾乳をしているときに、赤ちゃんを抱いたお母さんが部屋を間違えて入ってきたことがあり、一瞬見えたその姿がうらやましくて涙が出ました。
触れ合う時間が増え、出産した喜びが感じられるようになった
哺乳がうまくできなければ息子は近隣のNICUへ搬送されることになっていましたが、しっかりとミルクを飲んでくれたため病院を移らずに済みました。
一時期は1800gまで落ちた体重も順調に増えていき、それに合わせて授乳面会の回数も段々と増やしてもらえました。
抱っこしたり触れ合ったりする時間が増えたことで、出産した喜びをようやく素直に感じられるようになりました。
育児中の体験談
授乳と産後うつ病に苦労した
何よりつらかったのはやはり母乳のことでした。
吸わせなければ出るようにならないと言われ、毎回直母練習→ミルク→搾乳をしていました。
息子の吸う力もなかなか強くならず、60mlを飲み干すのに40分程かかりました。
一度の授乳時間は平均で2時間以上。
ひたすらその繰り返しで睡眠時間はほとんどありませんでした。
母乳が出ないくせに張るおっぱいに腹が立ち、怒りに任せて殴りつけたり、泣きながら握り潰すほど強く搾ったりもしました。
母乳外来を受診したり助産師相談に行ったり手を尽くしたものの、結局母乳量は増えませんでしたが、生後2ヶ月を過ぎた頃に息子が舌小帯切除を受けたことをきっかけに、息子の吸う力が改善し、ミルクを飲むのにかかる時間は劇的に早くなりました。
また、受診をしたり、治療を受けたりすることはありませんでしたが、産後うつ病にも悩まされました(当時、受診はしていませんでした)。
産後うつ病になっていた時期は具体的に覚えていませんが、産後すぐから傾向はあったように思います。
常に気持ちは塞ぎがちで、反り返りやうなり声など、息子の些細な行動が気になり、検索しては不安になることの繰り返しでした。
授乳の時間は特につらく、夜間の授乳は毎回泣きながら行っていました。
フォローに来てくださっていた保健師さんや、健診時の小児科の先生にそれとなく受診を勧められましたが、私自身が当時「産後うつ病」への認識が全くなく、受診に至りませんでした。
産後うつ病の克服と、周囲のあたたかい言葉
早産のことを話した親戚や友達は、誰一人私を責めたり息子を憐れんだりすることはありませんでした。
「早く会いたかったんだね!」
「華奢なお母さんの負担を少なくしてくれようとしたんだよ!お母さん思いの良い子だね!」
と前向きな言葉をかけてくれました。
人によっては嫌だと感じる場合もあるかもしれませんが、「小さくてかわいいい期間を長く見られていいね!」と言われたことも、私にとってはなんだか嬉しかったです。
また、息子の成長を実感し始めたこと、特に笑顔が見られるようになったことで、産後うつ病は改善していきました。
産後5ヶ月頃から良くなり、6ヶ月経った現在は症状がほぼ落ち着いてきました。
(生後7ヶ月健診時に、息子の運動発達面で遅延を指摘されたことをきっかけにまた症状が悪化し、現在は病院を受診しています。)
なかなか諦めがつかなかった母乳を止め、睡眠時間が増えたことも大きなきっかけだったと思います。
母乳アクセサリーというものがあることを知り、夫からプレゼントしてもらったタイミングで直母を終わりにすることができました。
産後うつについては、産前からホルモンバランスが体調に影響しやすいほうだったので、産後は特に意識して気をつけようと思っていましたし、夫もそれを理解してくれていたはずでした。
それでも、イレギュラーな早産や思うようにいかない母乳育児などが重なったことで、自分でも気がつかないうちにどんどん追い詰められていきました。
支えると言ってくれていた夫も、初めての育児と仕事の繁忙期で余裕がなくなり、結果的に夫の言葉でも深く傷ついてうつが悪化する原因になりました。
周りからのアドバイスも素直に聞き入れられず、自分を強く責めていたのだと今になって気がつきました。
産後の不安感は誰にでもあることだと言われますが、決して軽く考えてはいけないんだと身をもって実感しました。
産後うつ病を防ぐためにどうすればいいのかは正直わかりませんが、私は、助産師さん、保健師さん、友人、いろいろな人から「あなたは悪くないよ!」「無理しちゃダメだよ!」と優しい言葉をかけてもらいました。
当時の私はそれすら煩わしく思ってしまっていましたが、同じ境遇の人、同じ気持ちで悩んでいる人に話を聞いてもらって共感してもらえたら、楽になったのではないかと思います。
そのため、掲示板などでもいいので、情報交換の場所を利用するとよいかもしれません。
また、周りの人から受診を勧められたり、何かおかしいと感じたりしたら、大丈夫だと自己完結せず一度受診することも大切だと思います。
当時は、産後の憂鬱感や不安感なんて誰にでもあるものだと思っており、病院への受診など考えもしませんでしたが、もっと早くから産後うつ病について知り、対処していればよかったと反省しています。
もし同じような状況の方がいたら、躊躇せず受診してほしいと思います。
子どもの成長・発達に関する情報
生後1ヶ月(修正0ヶ月):自分の身体も心も1番苦しい時期

体重 | 3100g |
身長 | 51.0cm |
栄養方法 | 混合(ほぼミルク) |
体重は順調に増えていきましたがまだまだ小さく、1ヶ月半で行った健診のときは、同じ日に来ていた2週間健診の子たちと並んでも同じくらいでした。
ミルクを飲むのにとても時間がかかり、直母は泣いて暴れて拒否。
寝るのが下手で夜は特に寝かしつけに苦労しました。
夜間、体が大きくなっていくからなのか頻繁に体をひねってうなり、心配で眠れませんでした。
常に全身に力が入っていて反り返りや向き癖もひどく、抱っこがしにくかったです。
私は、身体も心も1番苦しい時期でした。
生後3ヶ月(修正2ヶ月):笑顔が増え、ミルクを飲むペースや睡眠サイクルも改善

体重 | 5040g |
身長 | 59.5cm |
栄養方法 | 混合(ほぼミルク) |
赤黒かった肌の色がかなり白くなり、笑顔も増えてますます可愛くなりました。
舌小帯を切除したことでミルクを飲むペースが早くなり、睡眠サイクルも少しずつ整ってきました。
夜間にうなることはなくなりましたが、相変わらず反り返りはひどく、ベビーマッサージに通ったり、抱っこの仕方を教わったり、いろいろなことを試しました。
5ヶ月(修正4ヶ月):抱っこがしやすくなり、早産児とわからないくらいまで成長

体重 | 6400g |
身長 | 63.1cm |
栄養方法 | 完全ミルク |
生後5ヶ月間近で首が座り、抱っこがとてもしやすくなりました。
毎月通ったシナジス(RSウイルス感染症の予防接種)もあと1回で終わりです。
夜間授乳がなくなり、朝まで寝てくれる日も増えました。
ミルクもよく飲み、成長曲線は下の方でも、同じ月齢の子と並んでも見た目には早産児とわからないくらいに成長しています。
ただ、やはり発達面はゆっくりで、寝返りはまだまだする気配がありません。
また、離乳食は保健師さんと相談し、6ヶ月から始める予定です。
お子さんへのメッセージ
ただただ生まれてきてくれてありがとう。
お母さんにしてくれてありがとう。
大きな声を出したり、一緒に泣いたり、頼りないお母さんでごめんね。
これからたくさん楽しいことを積み重ねていこうね。
大好きだよ。
少し小さい赤ちゃんを生んだママへ、一言メッセージ
振り返れば妊娠初期からずっと異変はあり、都度産院で相談してきました。
けれど「大丈夫だ」「気にしすぎだ」と言われ続け、初産の私はその言葉を信じるしかありませんでした。
「問題ない、よくあること」と言われた後期の腹痛は前駆陣痛だったのだと思います。
ずっと異変を訴えていたけれど、それでは足りなかった。
もっと強く伝えて対応を求めていればよかったと、産後すぐの頃はよく自分を責めました。
しかし、息子がすくすく育つとともに、その罪悪感は少しずつ薄れてきて、今は小さく産んだことを前向きに考えられるようになりました。
何より、小さかった息子の写真を見返すと、その小ささもめちゃくちゃ可愛い!あの軽くて壊れそうな身体を、もう一度抱っこしたいなぁと、数ヶ月前のことをすでに懐かしく感じています。
息子は見た目にはもう早産児とはわかりません。
ですが、発育面は修正月齢よりもやや遅めで成長しています。
これからも不安はたくさんありますが、目の前の息子の成長を一つ一つ喜んで慈しんでいきたいです。