プロフィール
妊娠糖尿病の治療を続ける最中、2023年1月に33週0日で破水し、待望の第二子を出産。
出生体重は1464gでした。
もうすぐ1歳になる娘は、今のところ問題なく育っています。
ママのプロフィール
出産時期 | 2023年1月 |
出産当時の年齢 | 41歳 |
妊娠期間 | 33週0日 |
少し小さい赤ちゃんを出産した原因 | 破水(常位胎盤早期剥離の疑い) |
出産病院種別 | 大学病院 |
単胎or多胎 | 単胎 |
分娩方法 | 経膣分娩 |
分娩所要時間 | 5時間23分 |
お子様のプロフィール
現在の年齢 | 11ヶ月 |
性別 | 女 |
出生順位 | 第二子 |
出生体重 | 1464g |
出生身長 | 38.5㎝ |
出生時の主な異常 | 呼吸障害 |
NICU/GCU入院 | あり |
NICU/GCU入院期間 | 44日間 |
退院時の赤ちゃんの状態 | 体重が2000gを超える頃に退院許可が出ました |
退院後の栄養方法 | 混合栄養 |
現在の主な異常 | なし |
出産体験記

妊娠糖尿病治療をしながらの生活
高齢出産でしたが、大きな病院は選ばず、個人のクリニックで健診を受けていました。
初期は特に大きな問題もなく、出生前診断等も受けませんでした。
また、つわりに耐えながら、まずは安定期を目指して頑張ろうと自分にエールを送っていました。
ただ、クリニックの方針で糖負荷試験(妊娠糖尿病の検査)を受けたところ、23週0日の検査結果がよくありませんでした。
そのときは口頭で優しく注意されたものの、体重管理は完璧だと褒められました。
しかし、27週6日に2回目の検査でも結果は1回目と変わらず、妊娠糖尿病を指摘され、ショックでした。
クリニックからは、市内にある総合病院の糖尿内科を訪ねるように言われました。
栄養指導のみで済めば、出産までクリニックで診てもらうはずでしたが、念には念をということでインスリン投与が始まりました。
糖尿内科の先生からも、「残念だけど、個人のクリニックでの出産は諦めてね」と言われてしまい、ショックでした。
また、インスリンを打つことには慣れても、使用後の注射器を戻す作業が怖かったです。
インスリン投与をしていることに対して恥ずかしい気持ちや、自分のプライドもあって、人にも話せずに伏せていました。
上の子にも心配をかけたくないため、血糖値はこっそり測っていました。
33週0日で出血と破水
その日は夫の帰宅がいつもより遅く、上の子が寝てから、いつも通りにエクササイズを行ったりして過ごしていました。
とても寒い夜でした。
23時前に夫が帰宅し、夕飯とお風呂を済ませてから2人でソファに座ってテレビを見ていると、生ぬるいものが血液と一緒に流れてきました。
一瞬、尿漏れを疑いましたが、すぐに明らかに違うことがわかりました。
応急処置をしてすぐに健診先に連絡をしましたが、そこでらちのあかないやりとりがあり、不安に。
「生理の少ないときくらいの出血だよね?」と電話口で言われたり、名前を間違えられたり、助産師さんに軽くあしらわれた感じがして、赤ちゃんももうダメかもと思ってしまいました。
胎動の有無を聞かれましたが、はっきり「あります」と答えられる自信もなくなっていて、最後に胎動を感じたのがいつなのかを考えるのも怖かったくらいです。
なんとかやりとりを終え、入院セットを持って、夫が呼んでくれたタクシーにバスタオルを敷いて1人で乗り込みました。
タクシーの中ではお腹に手をあて、祈る気持ちでクリニックに向かいました。
1時すぎに個人クリニックに着いて、やっと小さな胎動を感じました。
覚悟しつつも「大丈夫!一緒に頑張ろう」と、静かに自分にエールを送り続けました。
ただ、すでに総合病院で妊娠糖尿病の治療を始めていたこともあり、クリニックではウテメリンを打つなどの処置ができなかったため、内診とモニターで様子を見るのみ。
しかし、出血は続いており、クリニックでは手に負えないため、先生自ら119番をして、近くにある市内の総合病院への搬送を必死に掛け合ってくださっていました。
破水したその日に大学病院で出産
次の妊婦健診の後、市内の総合病院へ転院を予定していたこともあり、そこに搬送されるだろうと思っていました。
先生が一生懸命掛け合ってくださっていましたが、市内の総合病院は混み合っていたため、隣町の大学病院へ搬送されることに。
『もうどうにもならないんだな。私とお腹の子は助かるのか?』
そんな思いを隠しながら、平静を装っていました。
しかし、後から考えると、周産期医療センターの役割をもつ大学病院へ運ばれてよかったと思います。
もし市内の総合病院へ入れたとしても、娘だけすぐにどこかへ転院になった可能性があったためです。
搬送先の大学病院には夜中の2時半過ぎに到着し、朝の5時頃からたくさんの検査を受けました。
その間、夫は自宅から上の子を連れて大学病院まで追いかけてきてくれましたが、コロナ禍のため会うことはできず、駐車場に待機していました。
9時になり、人がたくさん集まってきて、先生から「常位胎盤早期剥離の疑いと、切迫の傾向があるものの、赤ちゃんが積極的に下りようしているわけではない。妊娠糖尿病の治療中なので薬は使えません。血糖値の測定を継続していきます」と説明がありました。
そのときは帝王切開になると思っており、自分とお腹の子どっちが助かるのだろう?ということばかり考えていました。
手元に置いたスマートフォンでは夫と連絡するのみで、検索やSNSは一切開きませんでした。
また、「お産は今日始まるでしょう」とも言われました。
今思うと、そのときにはすでに陣痛が始まっていたと思うのですが、上の子を無痛分娩で出産していたため、今ひとつ感覚を掴めませんでした。
その後、午後2時過ぎに出産となりました。
産声を聞き、上の子にそっくりな娘の顔を見てほっとしました。
赤ちゃんが入院中のママの体験談
病院からの聞き取りに疲弊
大学病院では、産科、NICUともに、個人的な事情を何度も聞かれたり、提出した書類を都合よく訂正されたりして、モヤモヤすることが多かったです。
娘が退院してから、安心して育児を行える環境が整っているのかどうか確認する目的や、虐待やネグレクト防止の目的もあるのだろうと理解していますが、そのようなやり取りが、自分にとっては重くのしかかりました。
たとえば、前回は海外出産だったためか、「上の子は同じパートナーとの子どもか?」といった質問をされたり、大部屋で誰が何を話しているのかが筒抜けの中、プライベートな質問をされたりしました。
また、事情があり、育児協力者の記入を求められたときには「実妹」と記載していましたが、「両親にお願いできないのか?」と何度か確認されました。
娘が退院する前に、NICUから私が住んでいる市へ提出する書類に目を通したときには、最初から難しいと答えていた「実家の支援・協力」が「あり」に訂正されており、愕然としました。
ただでさえ短い面会時間の3分の1ほどを看護師さんとのやり取りに取られることもあり、複雑な気持ちでした。
糖尿内科の先生からの言葉
産後、妊娠中にお世話になった糖尿内科の先生にかけてもらった言葉が嬉しかったです。
その先生の奥様が私と同じくらいの年齢で出産し、同じような週数で早産を経験したものの、今では高身長に育ったそうです。
「きっとお子さんは大丈夫だから。準備期間ができたと思って、今はNICUに任せて、娘さんの退院を待ちながらお母さんもゆっくり休みましょう」と声をかけていただきました。
低出生体重児で生まれてくる大変さや、未熟児網膜症のリスクに関するお話も聞きました。
優しくてほどよく前向きな先生で、私の考え方や価値観とも近く、お互いに通じ合えるものがあり、その言葉をすんなりと聞くことができました。
また、私が妊娠中に向き合っていた血糖値やインスリンから解放されたため、私自身の回復も大切なことや、「楽しい時は笑う。おいしいものを食べる」と先生らしからぬ言葉もいただき、思わず笑顔になりました。
育児中の体験談
「何ヶ月ですか?」の質問にドキッとする
「何ヶ月ですか?」は、できれば聞かないでほしいと思っています。
私も夫も修正月齢で答えていますが、それ以上は会話を続けたくないのでクローズしています。
引け目は感じていませんが、人に話したところで通じないからです。
近所の小児科での健診ですら、スタッフさんから「修正?でも本当は○ヶ月ですよね」、「まだ○ヶ月なら健診はできません」と言われたこともあります。
話がややこしくなるなら、変に言わない方がいいなと思いました。
強くたくましい娘
娘は今のところ順調に、修正月齢に合った発達をしています。
私自身が焦らず、ゆっくりという気持ちで見ているので、ときに驚かされることも。
正期産で生まれた上の子よりも活発で、もしかしたら成長が早いのでは?と思う瞬間もあります。
また、表情豊かで、見ているこちらが楽しい気持ちになります。
何より表現力が高く、小さいながらに自分の置かれている状況を理解しているのだなと思います。
たくましさも垣間見えます。
性格の違いもあると思いますが、怖いもの知らずでどんどん前に向かう様子がうかがえ、親も負けてはいられないと励まされることも多いです。
このごろは、つかまり立ちと伝い歩きができるようになり、世界が広がってとても楽しそうです。
我が家の早産児は、生後1年も経たぬうちに、順調な成長を見せてくれました。
赤ちゃんから1人の人間、家族として仲間になったんだなと思うときは、やっぱり嬉しいです。
子どもの成長・発達に関する情報
生後5ヶ月(修正4ヶ月):寝返りができるように!

体重 | 5845g |
身長 | 57.2㎝ |
栄養方法 | 完全ミルク |
昨日まで寝ていただけの赤ちゃんが、横を向いていたり、何やらトレーニングをしたりするようになり、その様子を見守っていました。
誰が教えたわけでもないのに、必死に寝返りに向けて準備をしている娘の努力を目にし、この子は負けず嫌いな子なのかもと感じ、頼もしい気持ちでいっぱいでした。
その後、寝返りと寝返り返りができるようになったときには、世界が広がって嬉しそうでした。
発達は修正月齢でゆっくり見ていますが、寝返りが一つの通過点!成長だと思っています。
生後9ヶ月(修正8ヶ月):指先が器用になってきた

体重 | 6890g |
身長 | 64.2㎝ |
栄養方法 | 離乳食中期、ミルク |
指先の器用さが見えてくるようになりました。
赤ちゃんとは思えないような慣れた動きをするため、どこで覚えたんだろう?持って生まれた性質なのかな?と、興味深く見ています。
生後11ヶ月(修正10ヶ月) :自己主張や人見知りをすることも

体重 | 7025g |
身長 | 65.0㎝ |
栄養方法 | 離乳食後期、ミルク |
1歳に近づき、表現力に加え、自己主張をしたり、家族にアピールしたりすることが増えてきました。
また、家族とそれ以外の人がわかるのか、一丁前に人見知りもします。
修正10ヶ月ですが、赤ちゃん感はなく、もう1歳へ向かっているんだと確信しています。
お子さんへのメッセージ
我が家に来てくれてありがとう。
小さく生まれたのに、たくましく強そうなあなたを、みんな頼もしく思っています。
早く大きくなって、家族で出かけたり遊んだりしようね。
少し小さい赤ちゃんを生んだママへ、一言メッセージ
子どもが未就園児までは、出産の話題は出るとは思いますが、早産のことは話したくなければ話さなくていい。
公的な場や、話す必要がある場所のみで話せばいいと思います。
それでも、理解や共感を得られる場所は少ないかもしれません。
退院して普通に暮らしていると、「早産?大したことないんだね」「大変だね」など、好きなように言われることもあります。
逆に、自分から話してみたいなと思ったら、カミングアウトしたらいいです。
私自身が伏せていたことが正しいのかわかりませんが、自分を守るためには良かったです。
これからは少しずつ、地域などの外の世界へ出て行こうと思います。
皆さんも、フォローアップ先などで、信頼できる人、専門職の人がいたら、その人たちにたくさん頼ってみてください。